夏の健康
『熱中症・脱水』と『食中毒』にご用心! 

訪問看護ステーションたんぽぽ所長 森本純子


 夏本番といっても寒暖の差が激しい北見地方は、特に体調管理が大変ですね。

涼しい、寒いはあってもやはり夏は夏の注意が必要です。

夏に多い病気の予防と気配りポイントを紹介します。

寝ているだけでも汗はかく

暑い日が続くと体調を崩しやすく、とくに高齢者は「熱中症」が心配です。
汗の元は血液中の水分ですので、水分が不足して体調が悪くなる、この状態を「脱水」といいます。

熱中症は口渇・発熱・顔面紅潮・めまいなどの症状で、多量の発汗が続くとけいれんや失神、さらには頭痛、吐き気や嘔吐などの「脱水症状」が起き、重症になると血圧低下・頻脈・顔面蒼白などのショック症状になります。

高齢者の脱水症状は、微熱が続く、急に会話が合わなくなる、認知力が急に低下する、排尿回数が減少するなどです。
血液が濃くなることで脳梗塞、心筋梗塞を起こしやすくなります。

こまめに水分を摂りましょう

暑い時に嘔気や意識障害、体温が39℃を越えるような場合はすぐに受診しましょう。
自分で症状を訴えられない方にはご家族が注意してください。
体温が高い時は、アイスノンを腋や足のつけねに当てます。
水分摂取は一日1000cc〜1500tをめどに、汗をかいた時は塩分が含まれるスポーツドリンクは吸収が早くお勧めです。

細菌性食中毒の予防三原則

食中毒は気温が高くなると発生率が高まります。
1) つけない(清潔)
細菌はいろいろな食品についています。

2) ふやさない(迅速・冷却)
黄色ブドウ球菌などは食品中で増殖するので、「ふやさない」ことが重要です。
作ったらすぐ食べる、買ったらすぐ冷蔵庫に入れることが肝心です。

3) やっつけろ(加熱・殺菌)
 食品を十分加熱する、ふきんを煮沸する、ブリーチにつける、手指を逆性石けんで洗うことで細菌を死滅させます。ただし黄色ブドウ球菌などは増殖してしまうと、加熱では死滅しません。
調理前後の手洗いは基本です。指輪や時計をはずして石けんを泡立て、肘から指先にかけてもみ洗いし、流水で洗い流します。
爪は短く切っておきましょう。冷蔵庫内は定期的に点検を。冷凍食品は早く食べる、再冷凍はやめましょう。

食中毒かなと思ったら

他に原因がなく吐き気、腹痛、下痢、発熱、めまい、しびれなどの症状が現れた場合は食中毒を疑い受診することが必要です。その際@下痢止めを飲まないA水分補給だけで、食べないB抗生物質をのまないことです。受診の時は食べたものや症状がでた時間など詳しく説明しましょう。