食中毒を予防しておいしい焼肉を食べましょう

栄養科長 佐藤奈美恵
(管理栄養士)


いよいよ夏到来。暑くなると「今日は外で焼肉とビール!」「肉を食べて夏ばて防止!」なんて方もいるかもしれませんね。
最近、焼肉店での食中毒が話題となり、レバ刺しやユッケなど生肉料理の危険性は多くの方に知ってもらえたのではないでしょうか?

食中毒は一年中
一昔前は「食中毒=夏」のイメージでしたが、近年は1月・9月が比較的多く、夏といわず年間を通して発生しているため、1年中注意が必要です。
ここ数年はノロウイルスが猛威をふるっていて、その影に隠れてはいたものの生肉や加熱不十分な肉による食中毒が増加しているのをご存知ですか?
今回は北見市民の大好きな焼肉で食中毒にならないための方法についてお話します。

肉には加熱が必要です
 食肉が原因の食中毒は、カンピロバクター属菌・サルモネラ属菌・腸管出血性大腸菌・E型肝炎ウイルスによるものです。
症状は、他の食中毒同様、発熱・頭痛・腹痛・下痢などが起こり、子供や高齢者・抵抗力が低いと重症化する可能性があり、最悪の場合は命を失うこともあります。
でも「怖いから肉は食べない!」なんて言わないで下さいね。
これらの菌やウイルスは生肉料理や加熱不十分な肉を食べると感染する恐れがありますが、熱に弱いので充分に加熱すれば安全に食べる事が出来ます。

正しい焼肉の食べ方
焼肉での具体的な食中毒予防方法です。
先ずは、一般に市販されている肉の大部分は加熱調理用である事を念頭に置いてください。その上で
@ 肉を生や半生の状態で食べない。中の色が完全に変わるまで充分に加熱する
A 肉を焼く時には専用の箸やトングを使い、自分の箸で生肉に触れない
B 生肉に触れた付け合せの野菜なども充分加熱して食べる
C 生肉の調理に使った包丁やまな板などは中性洗剤でよく洗い、熱湯や漂白剤で消毒してから他の調理に使う
D 生肉を触った手は、石鹸でよく洗う
この5点が大切です。

今夜は焼肉?
細菌やウイルスの特徴を知ることで食中毒を防げます。
食中毒予防の三原則は(菌を)つけない・ふやさない・やっつける、です。
正しい知識と情報でこれからも安心しておいしい焼肉をお召し上がり下さい。