特定健診・大腸がん検診を受けよう!

 診療技術科 臨床検査技師  牧野明子

  
健康まつりの医療講演で富田院長がお話した内容を要約し報告します。

単に太っているだけではない? メタボリックシンドローム

糖尿病、脳卒中、心筋梗塞などの生活習慣病は年々増加傾向にあります。
これらの生活習慣病を引き起こす犯人は肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満)であると考えられています。
一般に"メタボ"と聞くと、単に太っている人をイメージしますが、"メタボリックシンドローム"の定義は、内臓脂肪型肥満に加えて、「高血糖」、「高血圧」、「高脂血症」のうち二つ以上当てはまるものを指し、生活習慣病になりやすい状態をいいます。


メタボリックドミノ=肥満から始まる生活習慣病の連鎖反応

内臓脂肪型肥満から、メタボリックシンドロームが進行することでドミノ倒しのようにさまざまな生活習慣病を招きます。
これをメタボリックドミノと呼びます。
例えば、肥満→高血圧→動脈硬化→脳卒中といった具合に、肥満から始まるドミノ倒しが進んでしまうと「脳卒中」「心不全」「腎不全」のような重篤な生活習慣病に達してしまいます。


特定健診を上手に利用しよう!

生活習慣病の特徴は発症初期には自覚がないことです。
病気の予防と早期発見のためにも年一回は特定健診を受け、自分の健康状態を確認し、生活習慣を振り返るきっかけにしましょう。
そしてからだの気になることは必ず医師・看護師に相談しましょう!


増え続ける大腸がん

大腸がんは男女共に日本人に増えているがんのひとつで、女性のがん死1位が大腸がんとなっています。
また北見市では大腸がん死が男女共に全国平均を上回っています。
50歳過ぎから増加しはじめ、高齢になればなるほど多くなるのが特徴です。


大腸がんの危険因子

増加の原因のひとつに、食生活の欧米化が考えられています。
普段から肉類など動物性脂肪のとりすぎに注意し、食物繊維を多くとり、バランスのよい食事を心がけましょう。
またウォーキングなどの適度な運動は予防効果があるといわれています。


家庭でできる一番簡単ながん検診

大腸がん検診(便潜血検査)は、便に混ざっている血液の有無を2日間分調べる検査で、家庭でできる一番簡単ながん検診といえます。
大腸がんは早期のがんのうちであれば100%近く完治するといわれています。
早期の段階では自覚症状がないため、定期的に調べることが重要です。
年に一回、特定健診と合わせて大腸がん検診を受けましょう。