糖尿病 これで乗り切ろう!!満足できる食事のコツ



オホーツク勤医協北見病院 鈴木奈美恵(栄養科長 管理栄養士)



糖尿病の食事療法を始めると、多くの人が以前より食事の量を制限される事になります。
それまで好きなものを好きなだけ食べていた方は、空腹感と欲求不満に悩まされてしまうかもしれません。

 しかし、最初は物足りないと思っていた食事でも続けているうちに、自然と身体が慣れてくるものです。
また、食事の満足感は見た目などの心理的なものだけでもずいぶん違ってきます。
今回は食事療法を乗り切るために、お腹も心も満足できる食事のコツをご紹介します。

1. 油脂の多い食品や料理より油脂の少ない食品や料理を選びましょう
例えば、魚ならさばよりたら、肉なら脂身の多い肉より脂身の少ない肉、揚げ物ならフライよりてんぷら・てんぷらよりから揚げを選ぶことでカロリーを抑える事が出来ます。
しかし「から揚げだから!」と言って回数が多くては意味がありません。
揚げ物は週1回以下にし、回数には気をつけましょう。
また、中華・洋食より和食お方がカロリーは低めですが、塩分は多いので注意しましょう。

2. 野菜・きのこ・こんにゃく・海藻など低カロリーな食品を利用しましょう
低カロリー食品を多く利用する事で、料理にボリュームを出す事が出来ます。

3. 尾頭付き・骨付きの食材を利用し、見た目のかさを増やしましょう
低カロリー食品と同様、料理にボリュームを出す事が出来ます。

4. 炊き込みご飯・豚丼などの丼物・カレーライス・麺類を食べる回数を減らす
味のついた主食は、塩分が多いため食欲が増進されます。
また、早食いになりやすい傾向もあるので、食べる回数を減らす必要があります。

5. ゆっくり食べる
一昔前は「ご飯が遅い人は仕事も遅い」と言われた時代があったようですが、今は早食いは食べ過ぎの素といわれています。
ゆっくりよく噛んで食べる事で満足感が増します。1食当たり15〜20分かけてゆっくり食べる工夫をしましょう。


いかがでしたか? 食事療法で大切な事は長く続ける事です。
食事制限のストレスを少しでも軽くし、満足できる食事のコツを身に付け、合併症予防の為に役立ててみませんか?