介護保険の要介護者の確定申告・障がい者控除

医事課 社会福祉士 柄澤睦美



2月16日から確定申告がはじまります。
今回はあまり知られていない障がい者控除について北見市の担当の方にお話しをうかがいました。

納税者であるご自身が、基準により障がい者に当てはまる場合、確定申告をすることで所得の控除を受けることができます。これを障がい者控除といいます。
障がい者控除は「身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳」を持っていると受けることができます。
一定の条件を満たしていることが必要ですが、障がい者手帳がなくても65歳以上の方で、介護保険の要介護認定を受けている方も控除の対象となる場合があります。

○「特別障がい者控除(控除額40万円)」
六ヶ月以上、身体の状態が寝たきりの状態にあり常時介護を要する方、精神または身体の障がいがある65歳以上の方で、その障がいの程度が@身体障がい者手帳1・2級程度またはA療育手帳A判定(重度の知的障がいが該当します)に準ずる認知症の方。

○「障がい者控除(控除額27万円)
精神または身体の障がいのある65歳以上の方で、その障がいの程度が@身体障がい者手帳3〜6級程度またはA療育手帳B判定(軽中度の知的障がいが該当します)に準ずる認知症の方。

○特別障がい者と同居されている場合
通常の配偶者控除額や扶養控除額が増えます。

障がい者控除に該当するかどうかの判断の材料は、要介護認定を受ける際に医師が発行した「主治医意見書」の寝たきり度や認知症の日常生活自立度などです。対象となる場合は市の窓口に申請すると「障がい者控除対象者認定書」が発行されます。この認定書は一度発行すれば来年度以降も活用できる場合があります。

まずは相談を
 北見市の担当者は「障がい者控除については、新規に介護認定を受ける方にはケアマネジャーを通じてお知らせをしています。また、市の広報でも毎年案内をしていますが、申請する方は20〜30人ほどです。
対象になると思う方は、まずは窓口にご相談ください」と話して下さいました。{北見市の場合 北見市社会福祉課(25-1136)・介護福祉課(25-1144)}
医療や介護の制度について、自治体の窓口へ行く前にちょっと相談したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
北見病院では患者様、ご家族様のお役に立てるように相談窓口を設けています。お気軽にご相談ください。